最終確認:2026年6月|情報が変わり次第、随時更新します。
「MNP(番号ポータビリティ)って手続きが面倒そう……」
そう思って格安SIMへの乗り換えを先延ばしにしていませんか?
実は2023年5月からMNPワンストップ制度が始まり、乗り換え先の申込ページだけで手続きが完結するようになりました。電話不要、MNP予約番号不要のケースがほとんどです。
この記事では、5人家族で5回以上MNP乗り換えを経験した父が、実際の手順とつまずきやすいポイントをまとめます。
この記事でわかること
- MNPワンストップで手続きが完結する仕組み
- 乗り換え先ごとの実際の手順(スクリーンショット的に解説)
- 失敗しないための注意点(対応していないケースあり)
MNPワンストップとは?従来方式との違い
まず「そもそもMNPって何?」という方向けに。
MNP(Mobile Number Portability)とは、今使っている電話番号をそのまま別のキャリアに引き継ぐ仕組みです。「番号が変わるのが嫌で乗り換えできない」という問題を解消するために作られました。
旧方式(2023年4月まで):3ステップ必要だった
- 転出元に電話してMNP転出の申請(10〜15分待ち)
- MNP予約番号(有効期限15日)を受け取る
- 乗り換え先に予約番号を入力して申込み
この「転出元に電話」というステップが曲者でした。オペレーターに繋がるまでに時間がかかるうえ、引き止めのトークを聞かされることも。
新方式(2023年5月〜):乗り換え先だけで完結
MNPワンストップ制度では、乗り換え先の申込み時に「MNPワンストップで申し込む」を選ぶだけで、転出元への連絡は自動で行われます。
| 旧方式 | MNPワンストップ(新方式) | |
|---|---|---|
| 転出元への電話 | 必要 | 不要 |
| MNP予約番号 | 必要(15日以内に手続き) | 不要 |
| 手続き窓口 | 転出元+転入先の2か所 | 転入先だけ |
| 所要時間目安 | 30〜60分 | 5〜15分 |
実際の乗り換え手順(MNPワンストップ)
格安SIM各社の申込みフローはほぼ共通しています。以下の4ステップです。
STEP1:乗り換え先のSIMを選ぶ
まず乗り換え先を決めます。迷っている方は8キャリア使い比べた父の本音レビューを参考にしてください。
選ぶ際のチェックポイントはシンプルに3つ:
- 月どれくらいのデータ容量を使うか(直近3か月の使用量をキャリアアプリで確認)
- 通話をどれくらいするか(かけ放題オプションが必要かどうか)
- ドコモ・au・ソフトバンクのどの回線を使いたいか(エリアや速度の好みで)
STEP2:申込フォームで「MNPワンストップ」を選択
各社の申込ページで「電話番号を引き継ぐ(MNP)」を選択すると、次の画面で方式の選択が出てきます。
- 「MNPワンストップで申し込む」→ こちらを選ぶ(転出元への電話不要)
- 「MNP予約番号で申し込む」→ 旧方式(転出元に事前電話が必要)
ほとんどの場合、ワンストップが推奨されています。ただし一部の転出元・転入先の組み合わせでは旧方式しか対応していないケースもあります(後述)。
STEP3:本人確認書類をアップロード
スマホのカメラで撮影してその場でアップロードできます。用意するものは2点:
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- 支払い用クレジットカード(一部はデビットカード・口座振替も可)
マイナンバーカードを使うと、ICチップ読み取りで本人確認が最短完了します(対応キャリアの場合)。
STEP4:SIM到着後に開通手続き(最短5分)
申込みから通常2〜4営業日でSIMカードまたはeSIMの情報が届きます。
物理SIMの場合:
- SIMカードをスマホに差し替え
- 開通手続き用URLにアクセス(SIMに同梱)
- 指示に従って「開通する」をタップ
- 再起動後に通話・データ通信を確認
eSIMの場合:
- メールで届いたQRコードをスキャン(または設定アプリからアクティベート)
- 開通手続き完了(再起動不要のケースも多い)
開通と同時に旧SIMは自動的に使えなくなります。開通前に旧SIMから連絡先のバックアップを取っておきましょう(iCloudやGoogleアカウントで自動バックアップしていれば不要)。
注意点と失敗しないコツ
転出元キャリアによって対応状況が違う
MNPワンストップはすべての組み合わせで使えるわけではありません。2026年6月時点の主要キャリアの対応状況:
| 転出元 | ワンストップ対応 | 備考 |
|---|---|---|
| ドコモ | ◯ | 24時間受付 |
| au | ◯ | 24時間受付 |
| ソフトバンク | ◯ | 24時間受付 |
| 楽天モバイル | ◯ | 24時間受付 |
| ahamo / povo / LINEMO | ◯ | サブブランドも対応済み |
| 一部の格安SIM | △ | 旧方式のみのケースあり(転入先にも依存) |
転入先が対応していない場合は、旧方式(MNP予約番号取得)で手続きします。その際、MNP予約番号の有効期限(15日間)に注意してください。
月末・繁忙期は開通が遅れることがある
申込みが集中する月末や年度替わりは、SIM発送・開通処理に通常より数日かかることがあります。「絶対にこの日に開通したい」という予定がある場合は、月の中旬〜下旬に申込むのがおすすめです。
店舗契約・分割払い端末購入はワンストップ非対応の場合あり
オンライン申込みであれば基本的にワンストップが使えますが、キャリアショップでの対面契約や、端末の分割払い契約を同時に行う場合は旧方式になるケースがあります。
家族まとめて乗り換えるなら回線数に注意
楽天モバイルへの乗り換えで、過去の契約を含め累計5回線目以降になる場合は事務手数料3,850円が発生します(詳しくは8キャリア比較記事参照)。家族複数人で同時に乗り換える場合は事前に確認を。
よくある質問Q&A
- Q. MNPワンストップで乗り換えると今の電話番号は変わりますか?
- 変わりません。MNPとは番号を引き継ぐ仕組みです。
- Q. 申込みから開通まで電話が使えない時間帯はありますか?
- はい。旧SIMが無効化されてから新SIMの開通処理が完了するまで、数分〜最長1時間程度、通話・データ通信が使えない場合があります。手続きは余裕のある時間帯(外出先ではなく自宅など)で行うことをおすすめします。
- Q. eSIMとSIMカードはどちらがいいですか?
- eSIM対応機種(iPhone XS以降、最新Androidの多く)であればeSIMが便利です。SIMカードの差し替え不要で、申込みから最短数十分で開通できます。デュアルSIM(eSIM+物理SIM)にしてpovoのサブ回線を維持しながら乗り換えることも可能です。
- Q. 乗り換えキャンペーンの適用タイミングはいつですか?
- キャリアによって異なりますが、多くは「開通月の翌月」または「開通から30日後」にキャッシュバックやポイントが付与されます。申込み時にキャンペーンページのスクリーンショットを保存しておくと安心です。
- Q. 今使っているスマホはそのまま使えますか?
- SIMロックが解除されていれば基本的に使えます。2021年10月以降に購入した端末はSIMロック禁止になっているため、購入後すぐにSIMロックフリーです。それ以前の端末は、旧キャリアのマイページから無料でロック解除できます。
乗り換えで浮いた通信費をVポイントで増やす方法も合わせてどうぞ。
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まとめ:MNPワンストップで乗り換えのハードルは大幅に下がった
MNPワンストップ制度のポイントをまとめます。
- 転出元への電話・MNP予約番号が不要(主要キャリアはほぼ対応済み)
- 乗り換え先の申込みフォームだけで手続き完結、所要時間は5〜15分
- 注意点は「一部の格安SIMはワンストップ非対応」「月末は開通が遅れる可能性」の2点
「乗り換えが面倒」という理由で高い料金を払い続けるのは、もったいないです。毎月の差額が1,000円なら年間12,000円。家族5人なら年間6万円になります。
どの格安SIMに乗り換えるか迷っている方は、まず以下の記事で各キャリアの特徴を確認してみてください。